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>インフルエンザQ&A
監修:
長崎大学名誉教授
愛野記念病院名誉院長 松本慶蔵 先生
Q.
インフルエンザの流行の要因はどんなことでしょうか?
Q.
ウイルスは感染する細胞が決まっているのですか?
Q.
ウイルスはどこから発生したのでしょうか?
Q.
インフルエンザはどのように変わっていくのですか?
Q.
新型ウイルスはいつ、出てきますか?
Q.
インフルエンザの感染経路について教えてください。
Q.
どのような人がインフルエンザウイルスの感染源となりますか?
Q.
インフルエンザと鑑別しなければならない病気はどのようなものでしょうか?
Q.
インフルエンザに感染した場合、休職・休学はどれくらいすればよいでしょうか?
Q.
インフルエンザ患者の病室や衣類の管理はどのようにしたらよいでしょうか?
Q.
インフルエンザワクチンとはどのようなものですか?
Q.
ワクチンはどのような人に特に重要ですか?
Q.
新型インフルエンザパンデミック対策に必要なことは?
■リレンザについてQ&A
Q.
リレンザは、細胞内へは移行しないのですか?
Q.
リレンザはどのようにしてインフルエンザウイルスのノイラミニダ−ゼを阻害するのでしょうか?
Q.
リレンザは、H5N1株によるインフルエンザに有効ですか?
Q.
リレンザと、インフルエンザ感染症治療に使用される薬剤との相互作用はありますか?
Q.
リレンザは、ウイルスが細胞から遊離することを抑制するが、くっついたままの細胞はどうなりますか?
Q.
リレンザを吸入投与したとき、気道にはどのように分布しますか?
Q.
リレンザをネブライザ−で投与することはできますか?
Q.
リレンザを治療投与したときに、患者の抗体産生に影響はありますか?
Q.
鳥インフルエンザに対する有効性は?
Q.
リレンザの使用期限は何年ですか?
Q.
リレンザ服用後はうがいは必要ありませんか。
Q.
リレンザ吸入後にうがいをしたり、飲食してもいいですか?
Q.
リレンザの吸入間隔は最低何時間空ければよいですか?
■耐性ウイルスQ&A
Q.
A型、B型インフルエンザウイルス以外のウイルスに対する抗ウイルス活性はありますか?
Q.
臨床的には、リレンザに対する耐性株は分離されていますか?
Q.
アマンタジンに対して耐性を示すインフルエンザウイルスに対する、リレンザの抗ウイルス活性は?
Q.
オセルタミビル耐性ウイルスにリレンザは有効ですか?
Q.
家族内感染予防のため、2、3日分に分けて家族内で服用してもかまいませんか?
Q.
耐性のメカニズムは?
Q.
リレンザはなぜ耐性が少ないのですか?
■異常行動Q&A
Q.
精神神経系の副作用は報告されていますか?
■小児Q&A
Q.
小児(特に5から7歳の低年齢児)でもリレンザを適切に吸入することができますか?
Q.
リレンザの小児に対する用法・用量の設定根拠は?
Q.
リレンザの小児用量は成人と同量となっているが、半量投与でも有効か?
Q.
小児においてみられるリレンザの副作用にはどのようなものがありますか?
Q.
小児は何歳以上から使用できますか
Q.
10代の患者へ使用できますか?(小児・未成年の患者へ使用できますか?)
Q.
小児の用法用量は?
■その他の安全性Q&A
Q.
腎機能障害患者への投与は?
Q.
高齢者への投与は?
Q.
肝機能障害患者への投与は?
Q.
妊婦への使用例はありますか?
Q.
喘息又は慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者において、「気管支攣縮」が発現した場合の処置について教えて下さい。
Q.
リレンザの乳幼児投与例はありますか?
Q.
リレンザの消化器系の副作用の発現頻度は?
Q.
リレンザの精神・神経系の副作用の発現頻度は?
Q.
インフルエンザの流行の要因はどんなことでしょうか?
A.
一概には言えませんが、インフルエンザウイルスの増殖条件(温度37℃、湿度100%近くの高温多湿)、人から人へのうつりやすさと体内での増えやすさ(密度、動き・移動、体調)、抗体保有状況などの条件によっても変わってきます。ウイルスの小変異の状況によっても左右されますので、流行要因は複雑です。
Q.
ウイルスは感染する細胞が決まっているのですか?
A.
インフルエンザウイルスは細胞表面に出ているシアル酸という分子に結合し、増殖します。B型、C型肝炎ウイルスは肝臓の細胞にしか感染しませんので飛沫を吸い込んでも感染はしません。しかし、A型肝炎ウイルスは腸の細胞でも増殖できるため、口から入ったウイルスはいったん腸で増殖して血液に入り込み、肝臓にいきます。
Q.
ウイルスはどこから発生したのでしょうか?
A.
生物は系統樹により相互関係が明らかにされていますが、ウイルスは生物の系統樹のどこにもあてはまりません。ウイルスは細胞の機能を利用してしか生きられないことから、細胞ができたあとで生まれた“寄生体”としての位置付けとも考えられます。
Q.
インフルエンザはどのように変わっていくのですか?
A.
他の感染症と違い、今まで流行していたウイルスとは抗原性が全く異なる、新型インフルエンザウイルス(抗原性のシフト)の大流行(パンデミック)が数十年ごとに起こります。しかし、大流行を起こすのはA型インフルエンザウイルスだけで、数十万人の人が罹患します。新型インフルエンザウイルスが出現した後の流行ウイルスは毎年変わりますが、数年ごとに抗原性が大きく変わったウイルスが出現(抗原性のドリフト)し、比較的大きな流行ををひき起こします。
Q.
新型ウイルスはいつ、出てきますか?
A.
"今までヒトには入らないといわれていたトリウイルスが、1997年のトリのA(H5N1)型ウイルス感染報告以降、次々と報告されています。2003〜2004年にかけては世界の広い領域でニワトリに強毒インフルエンザの流行が発生し、20人もの死者を出した国もありました。日本においては約80年ぶりにインフルエンザが家畜に被害をもたらしています。 豚を介してヒトに適応するようになったのかは不明ですが、遺伝子交雑をおこさずにヒトに適応できるようになる、またはヒトの中でヒト型ウイルスと遺伝子交雑を起こし、新型ウイルスとして世界的な大流行をおこす可能性があります。"
Q.
インフルエンザの感染経路について教えてください。
A.
インフルエンザウイルスの持続感染者は認められていないことから、ある地域に流行する場合にはヒトからヒトへ感染することにより、その地域に存在し続けるものと考えられています。直接的な感染経路として考えられることに、飛沫感染、空気感染(飛沫核感染)、接触感染があります。
Q.
どのような人がインフルエンザウイルスの感染源となりますか?
A.
一般的には急性期の患者から、直接にヒトへの感染が主です。とくに成人では急性期の患者が感染源となります。成人のA型インフルエンザ感染は潜伏期は24時間で、感染24時間後には発熱などの症状を呈します。ウイルス量は急激に増加し、感染2日後にはピークに達し、その後急激に減少して感染6日でウイルスは除々に消えます。従って、発症1〜4日後までは感染源となる可能性があります。
Q.
インフルエンザと鑑別しなければならない病気はどのようなものでしょうか?
A.
インフルエンザの合併症は気管支炎、肺炎など呼吸器疾患に多く見られますが、そのほか主に小児に見られる熱性けいれんや脳炎・脳症などの中枢神経合併症や心血管系合併症などさまざまなものがあります。よって、インフルエンザによる全身症状からの鑑別に加え、局所的な症状を呈する病気を考えていかなければいけません。
Q.
インフルエンザに感染した場合、休職・休学はどれくらいすればよいでしょうか?
A.
ウイルスが排出される期間は発症後7日間程度です。とくに発症初期3日間は最も感染性が強いとされます。
出席停止期間は、解熱後2日を経過するまでとしていますが、病状によって伝染のおそれがないと認められた場合はその限りではありません。職場復帰においては、決まった基準はありません。他者への感染を予防することも大切ですが、肺炎などの合併症を引き起こす可能性があることから、罹患した患者自身の体力が回復してから復帰することが望ましいといえるでしょう。
Q.
インフルエンザ患者の病室や衣類の管理はどのようにしたらよいでしょうか?
A.
インフルエンザウイルスは脂質性のウイルスです。その膜を壊すことができる消毒液が有効です。その基本は@38℃、10分間の熱水処理 A500〜5,000PPM次亜塩素酸ナトリウム、消毒用エタノール、2〜3.5w/v%グラタラールで対応することです。衣服を含むリネンは熱水洗濯機を使用しての洗濯、器具に関してはナトリウムによる清拭、または30分間浸漬します。家具についてはナトリウムやエタノールでの清拭が有効です。
Q.
インフルエンザワクチンとはどのようなものですか?
A.
現在市販されているものはすべて不活化ワクチンです。現行のワクチンは1972年に実用化された、A型のH1N1、H3N2ウイルスとB型ウイルスの3種類を含む混合ワクチン、「インフルエンザHAワクチン」と呼ばれるものです。
Q.
ワクチンはどのような人に特に重要ですか?
A.
インフルエンザの罹患によって大きな健康被害を受ける人たちが接種対象者となります。
ハイリスク群患者
と呼ばれる、インフルエンザ感染に伴って合併症を起こしやすい人たちが主な対象となります。
また、
ハイリスク群患者
にインフルエンザを伝播する可能性の高い医師、看護師などの医療従事者、老人施設の介護者や従業員なども防御する観点からワクチン接種を受けることが望ましいでしょう。
いずれにしても、ワクチンによる予防接種は強制接種ではありませんので、ワクチンの接種による利益と不利益を十分に説明した上で勧めることが必要です。
Q.
新型インフルエンザパンデミック対策に必要なことは?
A.
東南アジアの各国では高病原性の鳥インフルエンザが流行していますがヒトに感染するウイルスとして変異した場合、このウイルスに対する免疫がない人がほとんどのため、地球規模のパンデミックが起こることが懸念されています。 現在ではWHOを中心とした各国がワクチンの大量供給に関して検討をしています。しかし、ウイルス弱毒化の技術に対する知的所有権、作出された弱毒ウイルスの安全性試験、臨床試験、ワクチンを製造していない国への供給問題、情報交換等多くの問題があります。よって各国の協力が非常に重要なのです。
■リレンザについてQ&A
Q.
リレンザは、細胞内へは移行しないのですか?
A.
リレンザは、細胞内へは移行せず、細胞外から作用するものと考えられます。
Q.
リレンザはどのようにしてインフルエンザウイルスのノイラミニダ−ゼを阻害するのでしょうか?
A.
リレンザがノイラミニダ−ゼの活性部位をふさぐことにより、シアル酸とノイラミニダ−ゼの結合を阻害します。
Q.
リレンザは、H5N1株によるインフルエンザに有効ですか?
A.
マウス感染モデルではリレンザの効果が認められています。
Q.
リレンザと、インフルエンザ感染症治療に使用される薬剤との相互作用はありますか?
A.
相互作用の可能性は低いと考えられます。
Q.
リレンザは、ウイルスが細胞から遊離することを抑制するが、くっついたままの細胞はどうなりますか?
A.
宿主細胞の免疫機構(NK細胞やB細胞、T細胞など)により排除されると考えられます。
Q.
リレンザを吸入投与したとき、気道にはどのように分布しますか?
A.
吸入された薬剤のほとんどは、口腔咽頭に沈着します。気管、肺への分布もみられます。
Q.
リレンザをネブライザ−で投与することはできますか?
A.
リレンザの承認された投与方法はディスクへラ−を用いた吸入のみであり、ネブライザ−による投与報告はありますが、承認外の使用法です。
Q.
リレンザを治療投与したときに、患者の抗体産生に影響はありますか?
A.
リレンザの治療投与は、抗体の産生に影響を及ぼさない、とする報告があります。
Q.
鳥インフルエンザに対する有効性は?
A.
ヒトに発症した鳥インフルエンザにリレンザを投与した試験は行われていません。種々の鳥インフルエンザウイルスに対するリレンザの有効性を評価するための複数の動物試験、IN VITRO試験が行われており、いくつかの鳥インフルエンザウイルスに対する有効性が示されています。
Q.
リレンザの使用期限は何年ですか?
A.
製造後7年です。具体的な使用期限は包装等に記載してあります。
Q.
リレンザ服用後はうがいは必要ありませんか。
A.
うがいの必要はありません。
Q.
リレンザ吸入後にうがいをしたり、飲食してもいいですか?
A.
うがいをしたり、飲食をしても特に問題はありません
Q.
リレンザの吸入間隔は最低何時間空ければよいですか?
A.
特に定められた時間はありません。
リレンザを短時間に連続吸入したことにより、何か有害事象が発現した、または発現する可能性があるとの報告はないため、日本においては、最低あけなければならない投与間隔は定めていません。
参考までに米国添付文書およびPDRには、可能であれば少なくとも2時間以上投与間隔をあけるよう記載されています。
■耐性ウイルスQ&A
Q.
A型、B型インフルエンザウイルス以外のウイルスに対する抗ウイルス活性はありますか?
A.
リレンザはA型、B型インフルエンザウイルス以外のウイルスに対して抗ウイルス作用は認められません。
Q.
臨床的には、リレンザに対する耐性株は分離されていますか?
A.
免疫機能低下患者で耐性株が分離された1例のみ報告されています。しかし、それ以外の臨床試験において耐性株が出現したという報告はこれまでのところ、ありません。
Q.
アマンタジンに対して耐性を示すインフルエンザウイルスに対する、リレンザの抗ウイルス活性は?
A.
リレンザは、アマンタジン、リマンタジン耐性ウイルス株に対して、抗ウイルス活性を示します。
Q.
オセルタミビル耐性ウイルスにリレンザは有効ですか?
A.
臨床分離ウイルスの薬剤感受性を調べた報告では、オセルタミビル耐性ウイルスでもリレンザは感受性であることが認められています。
Q.
家族内感染予防のため、2、3日分に分けて家族内で服用してもかまいませんか?
A.
十分な効果が発揮されない可能性がありますので、5日間投与をお願いします。
Q.
耐性のメカニズムは?
A.
インフルエンザウイルスが増殖する際、ノイラミニダーゼ(NA)が宿主細胞のシアル酸とウイルス側のヘマグルチニンの接合を切断することにより、ウイルスが感染細胞から遊離します。
リレンザなどNA阻害薬はNAに結合し、その働きを抑えることによって、ウイルスの遊離を阻害します。
耐性を示すウイルス株では、このNAの活性部位の構造が変化し、NA阻害薬の結合が弱まるため耐性が生じると考えられています。
Q.
リレンザはなぜ耐性が少ないのですか?
A.
使用頻度による影響も考えられますが、リレンザは化学構造上ノイラミニダーゼ(NA)との結合が強い事や、吸入剤であるため上気道および下気道にNA抑制のIC50値をはるかに超える薬剤が短時間で到達し、耐性ウイルスの発生を抑制すると考えられています。
■異常行動Q&A
Q.
精神神経系の副作用は報告されていますか?
A.
因果関係は不明ですが、リレンザ使用後に異常行動等の精神神経症状を発現した例が報告されています。
詳しくは厚生労働省のホームページ(
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/07/s0710-6.html
)をご参照ください。
■小児Q&A
Q.
小児(特に5から7歳の低年齢児)でもリレンザを適切に吸入することができますか?
A.
小児を対象とした臨床試験および市販後に実施したアンケ−ト調査の結果から、5歳以上の小児において本剤を適切に吸入できることが示されています。
Q.
リレンザの小児に対する用法・用量の設定根拠は?
A.
海外および国内の臨床試験結果より、リレンザ1回10MG、1日2回、5日間吸入時の安全性、有効性が示されたため、成人と同じ用法・用量が設定されました。
Q.
リレンザの小児用量は成人と同量となっているが、半量投与でも有効か?
A.
承認用量の1回10MG、1日2回以外の用法・用量で有効性を検討する試験は実施されておりません。耐性ウイルス発現の可能性を抑えるため、定められた用法・用量を投与することが重要であることから、承認用量より少ない用量での投与を行うことは避けてください。
Q.
小児においてみられるリレンザの副作用にはどのようなものがありますか?
A.
国内臨床試験において発現した3例の副作用は、口内炎、口唇の腫脹、そう痒感で、いずれも軽度かつ一過性の症状でした。また、海外臨床試験において、7例(8件)に副作用が報告されました。その内訳は下痢、消化不良、嘔気、嘔吐、嗄声、浮動性めまい、腹痛、皮膚炎(各1例)でした。
Q.
小児は何歳以上から使用できますか?
A.
小児を対象としたリレンザの臨床試験では5歳以上の小児を対象に試験を実施し、安全性と有効性が認められております。
4歳以下の小児においては、安全性が確立しておりません。
また、リレンザは専用の吸入器を用いて、口腔内へ吸入投与する薬剤ですので、小児に対しては、本剤を適切に吸入投与できると判断された場合のみ投与してください。
Q.
10代の患者へ使用できますか?(小児・未成年の患者へ使用できますか?)
A.
小児に対しては、本剤を適切に吸入投与できると判断された場合にのみ投与してください。
低出生体重児、新生児、乳児または4歳以下の小児に対する安全性は確立していません。
10代の患者さんに対する投与制限はございません。
因果関係は不明であるものの、本剤使用後に、異常行動等の精神神経症状を発現した例が報告されています。
小児・未成年者については、異常行動による転落等万が一の事故を防止するための予防的な対応として、本剤による治療が開始された後は、
(1)異常行動の発現のおそれがあること、(2)自宅において療養を行う場合、少なくとも2日間、保護者等は小児・未成年者が1人にならないよう配慮することについて患者・家族に対して説明を行ってください。なお、インフルエンザ脳症等によっても、同様の症状が現れることがあるので、上記と同様の説明を行ってください。
Q.
小児の用法用量は?
A.
治療に用いる場合ザナミビルとして1回10mg(5mgブリスターを2ブリスター)を1日2回、5日間、予防に用いる場合1回10mg(5mgブリスターを2ブリスター)、1日1回、10日間、専用の吸入器を用いて吸入します。成人と同用量です。
治療に用いる場合は、発症後、可能な限り速やかに投与を開始することが望ましく、予防に用いる場合には、インフルエンザウイルス感染患者に接触後1.5日以内に投与を開始してください。
気管支喘息および慢性閉塞性肺疾患等の慢性呼吸器疾患のある患者に対し、慢性呼吸器疾患の治療に用いる吸入薬を併用する場合には、本剤を投与する前に使用するよう指導してください。
予防に用いた場合には、保険給付の対象とはなりません。
■その他の安全性Q&A
Q.
腎機能障害患者への投与は?
A.
国内においては、腎機能障害患者を対象とした試験は行われていません。なお、海外では、投与量の調整を行う必要はないとされています。
Q.
高齢者への投与は?
A.
海外では、高齢者において、投与量の調整は必要ないとされています。ただし、国内では使用経験が少ないため、高齢者に対する安全性は確立していません。
Q.
肝機能障害患者への投与は?
A.
肝機能障害患者における薬物動態は検討されていませんが、用量の調節は必要ないと思われます。
Q.
妊婦への使用例はありますか?
A.
市販後臨床試験において使用例があります。ただし、妊婦への投与は治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ行ってください。
Q.
喘息又は慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者において、「気管支攣縮」が発現した場合の処置について教えて下さい。
A.
短時間作用発現型気管支拡張剤を使用して下さい。
Q.
リレンザの乳幼児投与例はありますか?
A.
使用成績調査等で投与例の報告はありますが、乳児または4歳以下の幼児に対する安全性は確立していません。
Q.
リレンザの消化器系の副作用の発現頻度は?
A.
第9回安全性定期報告において、消化器系の副作用は0.45%に認められました。その主なものは下痢(0.27%)、悪心・嘔吐(0.13%)でした。
Q.
リレンザの精神・神経系の副作用の発現頻度は?
A.
第9回安全性定期報告において、精神・神経系の副作用は0.29%に認められました。その主なものは味覚障害(0.13%)、頭痛(0.04%)でした。
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